アサフェティダはヒンディ語で「ヒング」(Heeng)と呼ばれ、インドで使用される中でもとても香りの強いスパイス。アサフェティダは発音が難しく、日本語表記ではアサフォティダ、アサフォエティーダなどいろいろに表現されます。セリ科の植物で、樹脂を固め粉末用に加工したものです。エシャロットや玉ねぎのように臭いが強いためニンニクの代わりなどに使われ、その強力な香りに魅了される人も多いとか。 「悪魔の糞(Devil's dung)」とも表現されるイオウのような香りも加熱によって変化し何ともいえない魅力を放ちます。
カレーの風味付けのほか、インドではダールなどの豆料理やポテトを使った野菜料理(サブジ)には欠かせないスパイスのひとつ。 豆料理やジャガイモなどの芋料理は食べるとお腹にガスがたまりますが、消化促進作用があるヒングが消化を助け、お腹にガスが溜まるのを調整してくれるといわれています。また、一般的にインドでは肉料理には使いません。
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【ワンポイント】
容器はスライド式の蓋になっています。お使いになる前にプラスチックの内蓋へアイスピックなどで穴を開けてからご利用下さい。匂いが出るので容器ごとジップ袋などに入れて保管するのをおすすめ致します。
●簡単ミニレシピ●辛くて美味しいインドのつけダレ「コリアンダーソース」
1. 生のコリアンダー(香菜)1束、グリーンチリ2本、ショウガ1片、チリパウダースタンダート、クミンホール、塩、ヒング、レモン汁を各小さじ1、水大さじ1、以上の材料をすべてミキサーにかけます。
2. サモサやチャートなどのホットスナックに添えてお召し上がりください。また、グリーンが綺麗なこのソースは赤くて甘酸っぱい「タマリンドソース」とヨーグルトと一緒によく食されています。
※辛いのが苦手な方はグリーンチリの代わりに、しし唐でもOK。チリパウダーの量を増やして調節してください。
※なるべく水を入れずに仕上げるのがおすすめですが、材料が少量だとミキサーにかかりにくい場合があるのでもう少しお水を入れるか、すり鉢を利用してもOK。お水を沢山入れると日持ちしないので、なるべくその日のうちに食べきってください。
(11036)(L.G) Hing Powder (Asafoetida) 50g